連日猛暑日が観測されておりますが、皆様体調はお変わりなく過ごされていますでしょうか。
ニュースで、気温の上昇と同時に熱中症の症状で受診される方も増えていると見聞きしました。
熱中症対策
部屋に温湿度計を置き、室温は28度以下、湿度は50~60%くらいに保ちます。ただし、室温が28度でも湿度が80%以上ある場合は注意しましょう。暑いと感じたときには熱中症を発生している可能性もあります。
高齢者の方は、脱水が進んでいてものどの乾きを感じにくく、水を飲むタイミングが遅れます。
水分バランスを保つには、1日に1,000~1,500mLの水分摂取が必要です。例えば、①起床時、②朝食時、③10時、④昼食時、⑤15時、⑥夕食時、⑦就寝前の合計7回のタイミングにコップ1杯(200mL)の飲み物を飲めば1,400mLの水分が摂れます。特に夏場は、このように定期的な水分摂取を意識しましょう。
外出時の服装は、白のゆったりとした服がおすすめです。白は太陽の熱を吸収しにくく、ゆったりとした服は皮膚からの熱を逃しやすいためです。日傘は、日陰をつくる黒色がおすすめです。木陰で風が気持ちよい場所ではなるべく肌を出し、熱を逃しましょう。
夏場のマスク着用は、熱中症のリスクを高めます。感染症対策が必要な場合、屋外で他人と2メートル以上の距離が保てるときはマスクを外しましょう。マスクを着ける必要がある場合は、こまめに水分を摂り、周囲の人から離れた場所でマスクを外し休憩する時間を適宜設けましょう。
熱中症を疑った場合は、なるべく早く体温を下げることが大切です。風通しのよい日陰やエアコンの効いた室内に移動させ、衣服を脱がし濡れたタオルを当てたりうちわや扇風機で風を当てたりします。
年齢とともに変化する暑さに対するからだの特徴を知り、熱中症対策のポイントをおさえながら暑さと上手に付き合っていきましょう。