終活について考える

終活を行うメリット

①死を前提にした話題は縁起が悪く、不安な気持ちにさせるというイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、終活を行うことで自分自身の整理がついて不安解消につながったという声が多く聞かれます。突然死に関することを周囲に話すと驚かれる可能性が高いため、現在の健康状態を伝えることからスタートすると良いと思います。

②充実した老後生活になることもメリットのひとつです。人生の最期をゴールとして考えたとき、終活によって残りの人生をどう生きるかという計画を立て、これからやりたいことや、どう過ごしていきたいかを明確にすることで残された時間を有効活用でき、充実した老後生活を送ることができます。

③遺産相続などのトラブルを防げることもメリットとしてあげられます。死後は遺産相続などの金銭トラブルが起きやすく、これまで仲の良かった家族でも関係がこじれてしまうことも少なくありません。終活で財産の分配や相続方法などを明確にしておき、必要に応じて遺言書を残しておけば家族間のトラブルを防ぐことができます。

④遺された家族の負担を軽減できることです。終活を行っていないと、葬儀やお墓に関することなどが何も決まっていないまま亡くなることになります。そうなると遺された家族が全て決めることになり負担は大きくなります。ご自身の希望をあらかじめエンディングノートに書き記しておけば、家族はそれを参考に葬儀などの段取りが進められるので負担軽減につながります。

終活をすることによって、生きがいを見つけ、いきいきと充実した日々を送れるようにしましょう。趣味や旅行、習い事などやってみたいことや自分の好きなことを紙に書き出してみるのがおすすめです。地域で行われている交流イベントやボランティア活動などに参加してみることで、新たな出会いや楽しみができたりすることもあります。気になるものがあれば積極的に行動を起こしてみましょう。

この記事を書いた人

s.l.d-fujima